このたび私たちはNPO法人南アジア文化遺産センターを設立すべく、認証申請手続きを開始いたしました。センターの設立の趣旨は、下記代表挨拶のとおりです。
南アジア世界には、およそ150万年前の前期旧石器文化から、今日に至るまで、さまざまな文明・文化が展開してきました。四大文明の一つであるインダス文明や、日本にとって馴染み深いガンダーラ文化もその一つです。
これら文明・文化の遺跡のうち、代表的なものは世界遺産に登録されるなど手厚く保護されています。ところが、そういった遺跡はごくわずかで、大多数の遺跡は、南アジア世界の急速な近代化により危機に瀕しています。十分な記録化さえままならない状況が、各地から伝わってきております。
南アジアの多くの方々と協力・協同して、南アジア各地の文化を理解すること、そして遺跡や文化財の保護・保存に務めることが、今、求められています。
この目的を達成するために、このたび、NPO法人「南アジア文化遺産センター(Japanese Centre for South Asian Cultural Heritage)」を設立することといたしました。
センターは、現地の方々と協力・協同して、さまざまな保護活動をしていきたいと考えています。そしてさらに、この協同作業を通して、私たちと南アジアの方々との、交流・相互理解をよりいっそう深めることを期待しております。
2014年8月28日 南アジア文化遺産センター設立準備事務局
代表 近藤 英夫
当ブログでは、センターの活動を紹介するだけでなく、センターのメンバーによる南アジア関連情報の発信も行なっていく予定です。考古学・歴史・文化遺産に関するテーマが中心となりますが、それだけにとどまらず、幅広く南アジアの魅力を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なおNPO法人の認証・登記が完了するまでの間は、設立準備事務局が情報の発信を行ないます。 詳細は、センターのウェブサイトをご確認ください。
コメント無しは寂しい
返信削除