「ガンダーラ仏教遺跡・ラニガトの調査と保存」の東京報告会主 催:ガンダーラ仏教遺跡の総合調査・京都大学学術調査隊
日 時:10月4日(土)14:00〜17:00
場所:京都大学東京オフィス(港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
地図は http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/about/access.html
内 容:
1.調査と保存の歩み:西川幸治(京都大学名誉教授)
2.主塔の増広・拡大と主塔院の変化:増井正哉(奈良女子大学教授)
3.伽藍の変遷:濱崎一志(滋賀県立大学教授)
4.出土土器の考察:難波洋一(奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長)
5.遺跡の保存と活用:増井正哉(奈良女子大学教授)
司 会 岡田保良(国士舘大学イラク古代文化研究所長・ユネスコ国内委員会委員)
入場無料・申し込み不要・当日先着100名連絡先:滋賀県立大学 濱崎一志 hamazaki[アットマーク]shc.usp.ac.jp
京都大学は1959年以来、仏教文化の源流を求め,東西文化の交流の跡を探ろうと,アフガニスタン,パキスタンにまたがる地域で学術調査をつづけてきた。先年刊行された『ラニガトーガンダーラ仏教遺跡の総合調査(1983-1992)京都大学学術調査隊調査報告書』は1980年代から継続的につづけてきた発掘調査の報告書であり、1960年代にはじまるガンダーラの調査と研究の成果である(2013年度日本建築学会業績賞受賞)。
今,ガンダーラの地は争乱のなかで混沌とした状況におかれ、調査地のラニガト遺跡には近づくこともできない。この状況から1日もはやく離脱し,平和が回復し,かつて東西文化が交流したかがやかしい伝統の地で,その交流の跡をたどる調査が再開されることをねがい、このシンポジウムをひらき、きびしい現状とこれからの調査と保存の展望について,市民をまじえて語りあう場としたい。
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パキスタン、タフティ・バーイ遺跡 (この画像は南アジア文化遺産センターが提供するもので、上記報告会とは直接関係ありません) |
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